ITFは2019年11月、「カードゲームを通じてSDGs時代のリーダーシップを考えるワークショップ」を開催しました。

持続可能な世界を実現するためのゴール「持続可能な開発目標:SDGs 」とは、発展途上国だけでなく、先進国が普遍的に取り組むべき目標であることから、日本でもSDGsの達成に向けて社会や世界のために行動を起こそうとする人が非常に増えています。

しかし、個人の想いやアクションが、「企業」や「組織」として動き出すためには、乗り越えるべき様々な壁や、他者を巻き込むことの難しさを感じている人も多い現状です。

そこで今回は、変化の激しいSDGs時代に多様性のあるチームを構築するためのリーダーシップ研修を実施しました。

まずはSDGsとはなにか、「2030SDGs」というカードゲームの体験で解説したあと、グループでレゴ®を活用してディスカッションをしていきます。

「変化の激しいSDGs時代に求められるリーダーシップとは」
「SDGs達成に向けて乗り越えるべき壁とは?」

質問に沿って自分なりの考えを、レゴ®を使って無理矢理でも表してみます。すると、グループメンバーからなぜその形を表現したのかを問われたときに、自分の考えを客観視することができ、自分の中に落とし込んでいくことができます。また、なぜこの表現にしたのか、自分への問いかけも自然と行われます。一見答えが出にくいような問にも、参加者それぞれのゴールが見えていったようでした。

ITFでは、一人ひとりが活躍できる社会の実現を目指しています。さまざまな関係がはりつめているのではなく、ゆるやかにつながるからこそ、不確実性の高い時代に順応することができると考えています。今後もITFは人々がゆるやかなつながりを持ち、活躍できる場を創ってまいります。

▽イベントタイトル

カードゲームを通じてSDGs時代のリーダーシップを考えるワークショップ
〜社会のためなら協力出来るのに、会社のためだとなぜ協力が出来ないのか?〜

▽イベント概要

・日 時:2019年11月18日(月)19:00~21:30
・人 数:20名

▽ファシリテーター

井澤 友郭
一般社団法人INTO THE FABRIC
ワークショップ デザイナー
LEGO(R)SERIOUS PLAY(R)公認ファシリテーター

2003年から「正解のない課題」に「探求的に挑戦し続ける」人材の育成を目的とした、オルタナティブな教育プログラムを開発。企業や研究機関と連携したプログラムを年間200回ほど開催し、ファシリテーターとして延べ3万人以上の学生や社会人を指導してきた。そのプログラムは、デザイン思考やナラティブ・アプローチ、経験学習など、さまざまなメソッドを取り入れており、主体的な人材を育てるためのプレイフルな学びの場として定評がある。

▽グラフィックレコーディング

成田 富男
グラフィックカタリスト

IT企業で人材育成をしている傍ら、年間30回程、社外の対話を育む場で、グラフィックレコーディングを用いて、気づきが促進される楽しい場づくりを実践している。