研修「ファイザー株式会社様でSDGsの世界観を体感しながら学ぶ企業研修を開催しました」

1イントロダクション

 9月28日(金)ファイザー株式会社様でSDGsをテーマとした企業研修を実施しました。約120分間の研修で、前半ではSDGsの世界観を疑似体験するカードゲーム、後半にはカードゲームで感じたことをレゴを使ったリフレクションと対話を行いました。今回はコミュニケーションチームの企画ということで、社内の様々な部署から約40名の社員の方にご参加いただきました。

2 SDGsとビジネスの繋がりって?

 SDGsの世界観と日々のビジネスはどのように繋がっているのでしょうか。

 今や事業内容においてもSDGsの掲げる17の目標を無視することはできません。しかし、また違った視点からSDGsを捉えることも出来ます。

 研修の冒頭、コミュニケーションチームの山口さんは「部署や働き方など異なるビジネス環境の中でワンファイザーとして1つのゴールを達成する。これって国々がたくさんある地球で、持続可能な開発という1つのゴールを目指していくというSDGsの世界観に似ていると思いませんか?」と投げかけ、参加者のみなさんもしきりに頷かれていました。

今回はそのような視点からSDGsを体感することで、SDGsを「自分ゴト」として感じられるようになり、日々のビジネスにも役立つような気づきを得ることを目指しました。

3. 〈研修〉カードゲーム&レゴを使ってのリフレクション 〈カードゲーム〉

 SDGsカードゲームでは2人1組になって、割り当てられた自分の人生のゴールを達成するために、プロジェクトを実施していきます。更に、プロジェクトを実施していくと、世界の状況も変化していきます。

磁石は世界の状況を表しており、多ければ多いほど良い状態です。写真を見ると、経済は好調なようですが、環境と社会の状況は良くないようですね。このままではSDGsの掲げる持続可能な開発は達成出来なそうです。

他のチームとも交渉や協力をしながら、ゴールの達成を目指します。しかし残念ながら最終的に世界の状況もSDGsの目指す基準には到達せず、人生のゴールを達成できなかったチームもありました。

〈リフレクション〉

 それぞれの人生のゴールと、世界の状態を良くしようという全体としてのゴールの両方が見えていたにも関わらず、上手くいかなかった原因はなんだったのでしょうか。全員が感じたことをレゴで表現し、テーブル内で共有していきます。

「カードゲーム前半戦、自分の人生のゴールだけを達成しようとしていた。達成できたが、実はそれはすごく不安定な世界の状態の上に成り立っているものだったと思う。それが見えてはいるものの何もしなかった。」と語る参加者。    

作品を指差しながら、「このパーツは何を表しているんですか」と質問をしていました。    

 レゴを使って語り、更に質問をすることによって、言葉だけのコミュニケーションで起こりがちな「分かったつもり」「伝えたつもり」が無くなり、相互理解が深めることが出来ます。更に語ることによって考えが整理され、潜在的な思考の言語化にも繋がります。

5. 最後に

 カードゲームやリフレクションを通して、大きな目標を全員で達成することを目指す上で出会う困難や課題について、ゴールが見えてもいても行動出来ないといった「知っている」「わかる」「できる」の壁、コミュニケーションする上での「伝える」と「伝わった」の違いなど、SDGsが直面する問題と、企業ビジョンを達成する上で起こっている課題に重なる部分が見えてくる研修となりました。
 最後にはこのような課題を乗り越えるために、それぞれが実践したいと感じたことを言語化し、周囲と共有します。

「大局を見る、見える化を意識する」「課題をSDGsのように分解する」「経済活動に囚われず、ビジョンを忘れない」など個人の視点の広がりが感じられるものや「同じテーマでも人によって受け取り方が違うことを意識する」「相手にどう伝え、どうアクションしてもらうかを考えて行動する」といったコミュニケーションについての意見が多くあり、参加者の皆さんがそれぞれの視点から気づきを得らたことが感じられました。

(ライター:城戸あかり)    

■企業研修

・会場  :ファイザー株式会社

・人数  :約40名

・時間  :120分

・ファシリテーション:井澤友郭(一般社団法人INTO THE FABRIC)